平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

生産的な営みと7月。

それにしても時間はただただ過ぎ去ってゆく。結婚してこれまでの生活とは違うリズムで過ごすようになってから早3ヶ月が経ったのだから驚くのも無理はないだろう。車に乗り込んですぐに今から帰りますメールをするのもすっかり習慣になったし、今日の晩御飯はどこで食べようと頭を悩ますこともなくなった。結婚するまでのここ数年を振り返ればものすごく単調で、しかも自由気ままな生活をしていたものだと改めて感じるけれど、懐かしさはほとんどなく、どこか遠い過去のように思えるから不思議だ。すっかり今の生活に馴染んでしまったボクがここにいる。

7月は毎年あっという間に過ぎ去ってゆく。講義に加えて高校訪問にオープンキャンパス、それに水泳実習があるから、休日がほとんどなく、ただ日常の業務に取り組んでいるだけで知らぬ間に過去のものとなる。また、梅雨も明けて暑さが厳しくなる時期でもあり(ビールが旨い季節です)、気持ち的にもぐうたらしてしまってあれよあれよと逃げていく時間をみすみす取り逃がすこともしばしば。つまりは仕事以外の時間はすっかり放心状態になるのです。せめて本だけは読みたいのでその時間は何が何でも確保するにしても、それ以外はなんにもしたくなくなる。

生産的な営みばかりに時間を費やしてると、一般的には感性とかいう言葉で表現されがちな大切ななにかがどんどんやせ細っていくのはこれまでの経験からわかりきっている。わかりきってはいるものの、こればっかりは心の片隅に引っかけておいてときどき思い出さなければ泥沼にはまってしまうんだよなあ。もがけばもがくほどに、つまりは頭で効率的に考えれば考えるほどに空回りして、どよーんとなる。なにが生産的でなにが生産的でないかの線引きは難しいところではあるんだが。そもそも線引きしようとすること自体が間違っている気がしないでもないけれど。

そういえば神戸マラソンには落選しました。受かりそうな気がしてたんだけどダメでした。こんなに軽いノリでエントリーしてるボクが当選したら、どうしても走りたいと願ってエントリーした人たちに申し訳がないですよね。だからこれでよかったんでしょう(と自分を慰めている)。また機会があれば挑戦してみようと思っています。でもせっかく走り始めたのだから、神戸マラソンに出られなくても走り続けようと思ってるし、近々、京都マラソンがあるみたいだから、そっちにエントリーしてみようかなと企んでます。それにしても当選もしていないのにちょいと騒ぎ過ぎてしまいましたよね。どうもお騒がせいたしました。

せっかく身体を動かしたがっていることもあり、これからはあれこれと運動しつつ思考を重ねていこうと思っています。途切れがちなブログもまた書いていきたいなと。ここんところはそう決意しながらもなかなか書けないでいるので、気長にお付き合いくだされば有り難いです。ブログを書けなくなっていることこそが生産的な営みだけに意識が向いている証拠なんだろうなあ。わかっちゃいるけど、難しい。ではまた。