平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

2012-01-01から1年間の記事一覧

一杯のコーヒーと神戸マラソンのこと。

どんなに忙しいときでもコーヒーは味わいながらゆっくり飲む。そう決めたのがいつの日だったのかは思い出せないが、とにかく決めたことだけは憶えている。そしていつのまにかそうやって飲まなくなっていて、それがいつからなのかもよく思い出せない。どうや…

また今年も走るのか、オレは。

神戸マラソンまであと4日。大方の予想通り、今年もやっぱり走ることにしたのでした。 昨年は栄養補給のことなど全く考えずに臨んだために「ハンガーノック」状態になり、2時間を超えた辺りから全身がまるで鉛のように動かなくなった。先入観を作らないとい…

深層筋と表層筋の関係。

木曜日は神戸女学院で非常勤の日。電車に乗って、岡田山の坂を上って、緑とヴォーリズ建築の校舎に囲まれた場所で授業をするのはとても心地がよい。最寄り駅の門戸厄神から坂を上っていくと、だんだん時間の流れ方がゆっくりになる。それがまたたまらなく気…

読書から得る2つの悦び。

一頃に比べてたくさんの本を読むようになった。現役時代、ラグビー選手にしてはよく読む方だったので、それに胡座をかいて余裕をかましていた。「読書家だよな、オレって」という自己満足的感懐に浸って気持ちよくなっていた。だがしかし、研究者となってか…

考えてからではなく考えるためにボクは書く。

三連休の最終日はラグビー愛好会の練習と動感感覚研究会で静かに過ぎようとしている。窓の外を眺めると怪しげな雲が広がってきてなんだか不穏である。なので、そろそろ帰る支度をしようかと思ったが、久しぶりにブログを書く気になったのでこうしてPCに向か…

8月に入ったというわけで。

気がつけばもう8月に突入。台風接近の影響か、昨日までの暑さが少し和らいだ感じがする。ということでさっそくグラウンドに出てボールを蹴って、40mほどの距離を10本ダッシュして、現役時代も晩年によく取り組んだジャンプトレを久々に行ってみた。体重が軽…

「時間がない」が口をつく心理。

とうとう6月は一度も書かなかった。ブログならぬホームページで書き始めてからというもの(2002年からだからもう10年目か・・・早いものだ)、1ヶ月まるまる更新しなかったのは初めてのことである。まるで停滞している現状に戸惑っているのは相変わらずで…

『小田嶋隆のコラム道』に触発される。

日が長くなった。19時になろうとしているのに外はまだ明るい。数時間前に突然の雷雨に見舞われたここ神戸市北区。窓から吹き込む風はひんやりとしている。ゼミに講義に打ち合わせにと、忙しく動き回った今日もまたいつものように暮れようとしている。 唐突に…

リソースコーチになりました。

相も変わらず足取りが重いけれど決意表明をした以上は書かねばなるまい。と渋々、書き始めたところである。「決意表明」をしていなければおそらく今しばらくは放置していただろう。決意を表明する、つまりこれは自らの考えを言葉にしておくってこと。そうや…

自らを解凍すべく。

いつのまにか新年度が始まっている。大学教員になって5年目となる2012年度はいったいどんな年になるのだろうか。ドキドキわくわく、と言いたいところだが、実はそれほど気持ちは高ぶっていない。「さて、今年もやるか」と、静かなる決意があるだけだ。経験…

「あたまに追いつかれないように」。

ここんところずっと頭にこびりついて離れないのは「あたまに追いつかれないように」という感覚である。ほぼ日手帳の端っこで見つけたこの言葉によっていろんなことが腑に落ちたような気がしている。たとえばゴルフだったり、「書く」ってことだったり、それ…

振り返ればヤツがいて、オレもいる。

自らの内奥から湧き出てくる考えとそれを象る言葉。それらはいったいどこからやってくるのかというと、おそらくは自分ではない。自分の内奥から湧き出てくる、と言っておきながら実はそことは違うところからやってくるというのは明らかに論理矛盾ではあるが…

「話す」への向き合い方。

目まぐるしい日々を過ごしているうちに2月も終わろうとしている。1月は入試と試験、さらには2月の第2週に予定されているスキー実習の準備で忙殺されるのは毎年のこと。「採点の祭典」を乗り越え、スキー実習も大きなケガ人が出ることもなく無事に終えるこ…

女子サッカー・川澄奈穂美選手の取り組み。

現在発売中の『Number Do』(winter 2012)を読む。サッカー女子日本代表の川澄奈穂美選手が両手で力こぶを作りながら振り返っている表紙のそれである。その川澄選手のちょうど腰のあたりに白い文字で、“理想のカラダのつくりかた。”と書かれている。また筋…

「面倒くささ」の意味。

あけましておめでとうございます。 という、いささか遅きに失する新年の挨拶をしておいて久しぶりに書き始めてみたい。1ヶ月以上も放置したことはこれまでになく、「どうしたんだろう、なぜ書くことに戸惑っているのだろうか」と頭を抱え込んでいるうちに、…