平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「抽選の意味」身体観測第38回目。

先日行われた第87回全国高校ラグビー大会兵庫県予選の決勝では、関西学院と報徳学園が対戦。熱戦を繰り広げるが無情にも引き分けとなり、抽選の結果、関学が全国大会への出場権を手に入れた。引き分けた場合は、多分に運が左右する抽選の結果で花園への出場…

長年連れ添うアイツはただいま療養中。

運転席の窓だけが開かなくなり、スイッチを上下にカチカチしてもまったく反応しなくなった。大学へと向かう途中に通る山麓バイパス鈴蘭台出口では、料金所をわずかに行き過ぎてからドアを開いて通行券を渡すという離れ技で乗り切っていたが、さすがにもう限…

神戸製鋼vsコカコーラの解説をします。

最近のお気に入りは「幸福温泉」。 家から歩いて3分のところにある昔ながらの銭湯に、パソコンの画面を見続けて蓄積された疲れを流し去るために足を運んでいる。 シャンプーもリンスもボディシャンもなく、すべてを持ち込まないといけないという不親切さに最…

目まぐるしい日々こそのシアワセ。

気がつくと週が明けている。 ここんところはこんな風にして足早に時間は過ぎ去っていくなあと感じていた理由が、今になってようやくわかった。 何てことはない、週末に予定が重なっているからである。 土曜日はSCIXの練習があるし、日曜日もラグビー観戦やSC…

言い訳には裏がある。

目まぐるしい毎日に右往左往している。 時間的に忙しいというわけではない。 昼寝ができる日もあるくらいだから時間的にはゆったりしていると思うのだが、頭の中は常にぐるぐると対流している感じなのである。 その大半が修士論文の内容であることは、このブ…

「お釣りを渡されて」身体観測第37回目

あるコンビニエンスストアで買い物を済ませて店員にお釣りを渡されたとき、思わず目の前で起こった出来事を疑ってしまった。誰に向けて声を発しているのかわからない「ありがとうございました」という声とともに、小銭を半ば放り投げるようにして渡してきた…

「本当にあったアタックNO.1」に物申す。

そう言えばこの前、『合気道とラグビーを貫くもの』を読んで合気道を始めようとしている後輩がいることを、ソイツとはまた違う後輩から聞いた。 本を読んでくれただけでもうれしいのに、合気道をやってみようという気になったというのだから、これは喜ばずに…

やることなすことみな裏目。

今年も残すところあとわずかになり、そろそろ勝率や勝ち数やなんかが気になり始めて、それぞれにそわそわしながら牌を握ることになった甲南麻雀例会。日曜日の昼下がり、大きな窓から差し込む陽の光を受けながらの「ポン、チー、ロン!」とシャンパンは、そ…

「何のために」と言われても。

ここんところ、なんだか揺れ揺れである。 修論で頭の中がこんがらがっているのは仕方がないにしても、何かをやろうと行動を起こすときにはその目的や意味を問うてしまう自分がいて、もう何が何だかわからなくなることがときどきあってその度に揺れ動いている…

スポーツアラカルト。

あれだけ毛嫌いしていた亀田一家の面々に同情してしまうほど、TBSの態度には辟易としている。かと思えば、テレ朝が浅田真央を報道する仕方もまた亀田と同じような印象を受ける。人間くささが人工的に削り取られたコンパクトな物語にはもうお腹が一杯である。…

ラグビー仕様の身体へと。

肌寒くなってきたこの季節になると途端にラグビー体質になる。 リップクリームが欠かせなくなるほどの乾いた空気の匂いに触れると、身体のスイッチが入ってラグビーモードに突入する。 ラグビーシーズンの入りを身体が憶えているのである。 引退しようがしま…

「キック流行に一言」身体観測第36回目

開幕戦でアルゼンチンがフランスを破るという大番狂わせから始まった第6回ラグビーW杯は、大会を通じて予想を覆す内容の試合が散見されたが、最終的には南アフリカの優勝というほぼ実力通りの結果で幕を閉じた。この大会を一言で総括するならば、決勝戦が両…