平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

ひとまず校正は終了!

つい今し方、この9月に朝日新書から発売される内田先生との対談本の校正を終えた。やっと終わったという気持ちがとても強い。先日もブログに書いたが、内田先生と偉そうに話している平尾というヤツは、明らかにことばが足りない。いったいぜんたい何が言いたいのかは、元のままでは僕以外の誰にも伝わらないであろう。とは言っても、ガリガリと書き直したところで、僕が納得するところまで想いが伝わるかどうかもわからないが。

第1章はとことん丁寧に校正を重ねた。でも第2章の終わり頃からは締め切りを気にし出したのでスピードを上げた。果はたしてどっちのことばがイキイキとしてくるかについては、読んでみてからのお楽しみということなのだが、あまりに丁寧にことばを連ねるというのはどちらかといえば「頭」がより介在してくるってことになるのでカタい文章になってしまうような気はしているがどうだろう。乞うご期待。

体調はほとんどよくなったものの、まだ腰の中には何かが住み着いている。右の背骨のちょっと横辺りで何かが蠢いている。この10日間は熱が出るわ腰が痛いわのてんやわんやウィークだったので、これくらいの蠢きはどうってことはないと感じている。目の前にあるトイレに行くのに何分かかったかを思い出せばなおさらである。それでも油断は禁物だ。誰に何を言われてもしばらくは無理をすることなく身体を休めることに徹しようと思う。

ここで断っておきたいのだが(誰に?)、気の置けない友人と食事をしたりお酒を飲むことは充分に身体を休める行為にカウントされている。悪しからず。

しかし酒場に行こうという気持ちになっただけでも、いつかに比べるとかなりの回復振りである。自分のことなのに自分がいちばんホッとしている。ふう。

8月からは修論に取り掛かろうとあれほどの決意をみせておきながら、今日まで全く手付かずの状態である。11月のあれこれや12月のあれこれを想像してみると、今から取り組んでおかなければ痛い目に遭うのは火を見るよりも明らかである。なのに今は、校正を終えたことにホッとし過ぎていて何もする気が起こらない。

まっいいか。

今日はひとまず眠ることにしよう。
目が覚めてから考えることにしよう。