平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

兵庫県民大会予選プールの2試合目。

改行されていなかった前回分を修正しようとあれこれしたんやけれど、

どうしたってうまくゆかない。

何だかイライラしてきてどうしようもなくなったときに、

ふと「新規作成」のページを開いてコピー&ペーストしてみたらうまくいった。

作成日時が変わったことは僕が我慢すればいいだけなのでまあいい。

でも、コメントが消滅したのは「しまった!」と後悔。でも後の祭り。

どうぞお許しを。

さて、昨日は兵庫県民大会の予選プール2試合目。

相手は北摂三田・有馬・三田西陵の合同チーム。

僕らの練習グラウンドでもある灘浜で13時キックオフ。

先週の試合に引き続いて会心の勝利を期待していたのだけれど、

どうも試合前のみんなの雰囲気がいつもとは違う。

試合前に感じる独特の緊張感とは違い、どうも表情にこわばりがある。

武者震い的な緊張感ではなく、

「浮き足立っている」という表現がしっくりとくるほどに動きが固い。

肩を組ませて一体感を持たせようとしたり、

深呼吸を促してリラックスさせようと試みたりしてみたものの、

その効果はあまりなかったように見受けられた。

結果は0-37で完敗。

試合を振り返ってみれば相手チームのパフォーマンスは素晴らしかった。

意図的にディフェンスを崩してからのBK勝負。

ゴール前ラインアウトからの洗練されたモール。

組織されたディフェンス網と個々のタックルの正確性。

冷静に振り返ると底力のあるチームだった。

ただひとつだけ負け惜しみを言わせてもらえるとすれば、

ラック周辺での不用意な反則が多く、

それがうちのリズムを狂わせる要因になったのも事実だ。

しかし、相手に不用意な反則をさせないことも実力の一つ。

裏を返せば、反則をさせてしまうスキを与えたSCIXのパフォーマンスに問題がなかったわけではないため、これを言い訳にすることなどできない。

あくまでも流れの中でレフリーは笛を吹く。

これが、ラグビーラグビーたる所以である。

「ルール」ではなく「ロー」であるという精神がラグビーには宿っており、

だからこそ自制心が求められ、相手への敬意が何より求められるのである。

こうした分析の動機は、指導者としての負け惜しみから発せられる以外の何ものでもない。それがわかっていながらも、昨日の今日ではどうしても書かずにはいられない想いというものがある。やはり、悔しい。

我がSCIXラグビークラブの高校生たちは精一杯戦った。

後半戦は0-10なのだから、何とか巻き返してやるという気概もみえた内容だった。

しかし、北摂三田・有馬・三田西陵は紛れもなく強かった。

そこに立ち向かった彼らの健闘ぶりに僕は敬意を表する。

グラウンドに立つ彼らの姿はやはり眩しく、そしてときに羨ましくも見える。

そして、彼らに何をしてやれただろうかという自責の念に駆られておどおどする自分を見つけてイライラする。くそったれ。

…っと、いつまでもダラダラと書いてしまいそうなのでこの辺りでピリオドを打っておくことにしよう。

最後に一言だけ。

我が道を歩む性格の持ち主が集まるチームで立派に主将を務め切ったセイラ、

本当にお疲れさん。

3年生が少ない中でのキャプテンの重責は相当なものだったと思う。

その重責から逃げることなく最後まで職務を全うしたことは本当に素晴らしいとオレは思っている。

これから勉強生活に入るとのことやけど、

気分が向いたときはグラウンドに足を運んで後輩に刺激を与えて欲しい。

一OBとして気楽な気持ちで来てくれたらいいからな。

敗北は来年に向けてのスタートを切ったことを意味する。

さっ、また木曜日から頑張って練習していこう。