平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

ぶつぶつ、ぶつぶつ。

おっとびっくり!6月ももう終わりである。
月日が経つのは本当に早い。いや早すぎる。
早すぎると感じるのも毎日が慌ただしく過ぎていくからである。
「忙しぶる」というのはこれまで僕にとってあまり好ましくなかったのだけれど、
どうやらそんな悠長なことも言ってられないような日々である。

週4コマの講義。
大したコマ数ではなく、実技中心の講義ばかりとはいえまだまだ準備に時間がかかる。どうしても講義ではあたふたしてしまって、講義の後にはあたふたしてしまった原因をつきとめたくてまたあたふたするので、まだまだ僕には講義のために割く時間がたくさんいる。

ラクロス部の練習に足を運んで、ラクロスの指導&研究。
といってもここんところほとんど研究できていない(すまぬ)。
身体運用という視点からラグビーと似通った部分を見つけてはいるが、それをうまく彼女たちに伝えられないでいる。それが実にもどかしい。
もう少しじっくりと「見る」ことが必要なのだろうと思う。
ちなみに彼女たちは神戸製鋼ラグビー部のイベントでのタッチフットボール大会に出場することになっている。「ルールやコツを教えるわな」と言っておきながらまだこれっぽっちも教えられていない(これもすまぬ)。

ちなみにちなんでタッチフット指導ができなかった理由は、
高校訪問のための出張が練習と重なったから。
山辺りの高校を巡り巡って1泊2日。
ご当地の温泉に浸かったりできるので楽しい旅でもあるのだけれど、かたちとしてはいわゆる飛び込みの営業と同じなので、端からこちらに興味がなければ冷たく対応されたりする。ふうー、である。

そういえば今月はよく書いたよなあと、ブログも書いてないのに何でそんな風に感じるのかなと思えば、隔週連載の「身体観測」に加えて、5月24日から5週に渡って行われたSCIXと神戸親和女子大学共催の文化講座に関するコラム「スポーツ for Kids」が週ごとにあったからだった。
字数は少ないけれど、まだまだ研究が浅い僕にとっては結構な本数なのである。
どうしても同じようなことばかりが頭の中を駆けめぐるから、それをどのようにマイナーチェンジしてやろうかと、常にあれこれ考えていたような気がする。

その他ラジオ出演に論文の校正、学科会議に入試委員会、SCIX業務、総会、グランドでの指導や定期戦。こりゃ頭がいっぱいになるはずだ。
どこかが綻んできてももう知ーらないっと。

それでもそうした合間を縫って、青山さんやタケローと【がるぼ】で落ち合いマルタニさんのいる【トドムンド】で相当ご機嫌な夜を過ごしたり、『バガボンド』を大人買いして一気読みしているのだから、実際にはそれほど忙しくはないんだろうな。ってほんまかいな。なんかようわからんようになってきた。

とにもかくも『バガボンド』を一気通読して(といってもまだ終わっていないけれども)何とも言えず痺れるほどの体感と共感を得たような気になっていて、それについてもっとじっくり書きたいと思っているのだが、今日のところはやめておくことにする。いやー、ホントに井上雄彦は素晴らしく素晴らしい。
あの体感的なリアリティーには脳天にまでピーンとくるほど身体が反応する。
なんでわかるんやろうか。ホントに不思議である。

ま、6月はこんな感じで過ぎ去っていこうとしているのでした。
今日のブログは、ちょっとバタバタしているんですよ、ということを少しだけでも誰かにわかって欲しかったからこうして忙しぶってみたんだろうなあ、どうせオレのことだから。

とにかくこうして自らの忙しさをさらけだしたところで、これからは気持ちだけでも「ぼちぼち」いくことにしよう。