平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

初めてのオープンキャンパス。

二日間に渡るオープンキャンパスが終了。

両日とも学科ごとに設けられたブースに座り、
高校の生徒さんとその親御さんの話を聞いていた。
女子高校生の進路状況について生の声を聞けたのは貴重な経験であった。

大学に入ってもこれまで行ってきたスポーツを続けてゆきたいという気持ちがある反面、スポーツ一辺倒の学生生活ではなくアルバイトや勉学の時間も大切にしたい。勝敗を重視したアスリートを目指すのではなく、楽しむ範囲でスポーツを続けたい。そして、願わくばこれまで続けてきたスポーツに何らかの形で関わる仕事に就きたいと考えている生徒が、とても多かった。

神戸親和女子大学のジュニアスポーツ教育学科は、自らがスポーツを行うことと並行して、子どもの成長や発達を大切に考えるという教育的視点を持つことの意味を大切にしている。
競技力に秀でたプレーヤーは、まだ未熟な子どもたちがスキルの習得にもたついている理由があまりよく理解できない。過去に自分が難なくこなしてしまったスキルを教えることはなかなか難しいのである。
この点からは、アスリートとしての資質とジュニアスポーツ指導者の資質は、相反する部分が存在する。
このあたりについてのどのようなバランスをとるのかは難しいところであるが、子どもにスポーツを教えるためにはまずこの「難しさ」について実感することから始まる。

自分がプレイするというのは、コツや感覚を身につけていくということである。
子どもに教えるというのは、そのコツや感覚を伝えていくということである。
コツや感覚は簡単にアウトプットできるものではなく、すぐに身に付くものではない。

だから教えるのは難しい。

こうしたことを勉強したい生徒さんはぜひ神戸親和で学びましょう。
北区の鈴蘭台でお待ちしております。