平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

うだうだ、くどくど、ダラダラ日記。

今日になって昨日のブログを読み返してみたら、案の定なんだか落ち着かない気分になる。いささか感情的でところどころ刺々しい表現もあって「うーん」となる。「こんなのは自分じゃない」と否定したくなる気持ちがある反面、「実のところこれが僕自身なんやろなあ」という確信めいた予感もあって、まさにここんところのふわふわした自分自身を物語っているようである。ホントにホントに今の僕は揺れ揺れの状態である。ふう。 

それにしてもことばは書き手の人となりをつぶさに描き出すものである。こんなことを書けば自分は悪く思われるのとちゃうやろか、なんて自主規制しようとすればするほど、「こんなこと」はじたばたした痕跡として見事に表現されてしまう。「こんなこと」は、こちらの意図とは裏腹に連なることばの隙間からどんどんこぼれ落ちていく。

と、こうして書きながらもどんどんこぼれ落ちていくのがわかるから、もう既に書くのを辞めてしまおうかという気になってきている。とにかく今の僕は少しばかりネガティブな状態にあり、ものごとを真剣にというよりは深刻に考えてしまっていると思われる。それがわかっているのなら考えるのをやめればいいじゃないかと思われるかもしれないが、それがやめられない。簡単にやめられれば悩むことなんてなくなるわけで、だからどうしたって考え込んでしまう自分がいて、その自分をなんともできないから、こうして少しばかりネガティブになるのである。
 

まあでもね、年がら年中ポジティブなのもちょっと暑苦しいわけで、ものごとを斜めからみて考えたり、自らに降りかかる様々な出来事を少し深く掘り下げて考えてみようとするときには、少々ネガティブな状態にいた方が思考は滑らかになる。まあ「斜めからみる」ことが既にネガティブな状態にいるとも言えなくもないわけで、そうなるとネガティブってそれほど悪くないやんとも思えてくる。あらゆることをポジティブに考えて、自分が躓いていることすら見過ごしてしまうよりも、躓いたことをすっかりと認識して何とかしてこけまいとジタバタする方が、なんとなく心身にはよさそうな気もする。っていうかたぶんこっちの方がよい。

というように、ネガティブな状態について考え出せばいつの間にかポジティブな捉え方をしてたりするから、ネガティブとかポジティブとかという二極で自らの状態を定義することはだいたいが不可能なのだなと思う。ポジティブでなければブログにこんな格好悪い自分の状態をツラツラと書くことなんてするわけもないし、ね。 

そんなことよりも、これほどまでに自分のことについてつらつらと書きたくなって、実際にこうして書いていっていることの方に、今の僕が置かれている状況や自分自身の状態が反映されているのだと思う。あー、結局またここに立ち返ってしまったか。うーん。 

どうにかして、何かに固着した自分自身の意識を変えたいとは思うのだけれども、その「何か」が今のところはよくわからないし、そもそも意識を変えるといったってそう簡単には変えられるわけもなくて、「なんや、にっちもさっちもいかないやないか」と強く自覚している。まさに踊り場をぐるぐると歩き回っているような心持ちなのである。でもまあ、いつもいつも右肩上がりというわけにもいかないから、こうした状態にいることも長い人生においてはあるってことだし、こうした踊り場ぐるぐる状態にいる時間は成長していくためにおそらく必要であって、だから今は慌てずにとにかくぐるぐるしておけばいいのだというように考えている自分もいる。 

そう思っているのだったらおとなしくぐるぐるしておけばいいのだけれど、なんだか一人でぐるぐるするのは寂しいものだからついこうしてブログにそのことを書き連ねてしまうのであった。こんなグダグダな文章を読む人の気持ちを慮れば、確かに気の毒な気持ちにはなる。なるんだけれども、どうにも書いてしまうのである。ここまで読んでくれた方々には本当に申し訳ないと思う。自分という人間は一体全体どんな構造をしているのか、もうすぐ34年を迎えようという時になってもまだやっぱりよくわからないのである。 

ホントに今の僕は揺れ揺れである。 

がしかし、ある後輩からしてみればこんな僕でも「いつも冷静な平尾さん」という印象を持っているらしい。ということを先ほどメールで知ることになった。 

いやいや違うねんって、実のところ冷静を装っているだけなんやって。腹の底ではもうドキドキしっぱなしで、焦りや不安や心配なんかが渦巻いてるのです。と、わざわざ書かなくてもブログを読んでいる人には筒抜けだろうけれど。特に昨日今日のブログはねー。 

こんなだらだらブログを最後まで目を通してくれた気の毒な方々に心より御礼の念を込めて、そして、すべてを消去したくなる気持ちを何とか封じ込めておいて今日も思い切って更新することにしよう。その一歩を踏み出さなければ何も始まらないのだ。