平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

講演を明日にひかえて。

儚くも神戸製鋼東芝に敗退し、ケガ人が回復してきた三洋電機がねばり強い試合展開で逆転勝ちを収めた。番狂わせの少ないラグビーらしく、マイクロソフトカップの決勝はレギュラーシーズンの1位と2位が激突することになった。準決勝の戦いぶりからは白熱した試合展開が予想され、実に楽しみな一戦である。どっちが勝つかと問われると、僕は東芝に分があると思われるがみなさんはどうだろうか。

龍谷大学での講演が明日に控える本日は、朝から話す内容のブラッシュアップに追われていた。あれも話そうこれも話そうと想像の中であまりに広がり過ぎると話す内容が支離滅裂になるので、それを避けるためにいくつかのフレーズをそっと話のポイントにあてがっていく。大枠がしっかりと定まっていればあとは何とかなる(と勝手に思い込んでいるだけだが)。しどろもどろになりかけるのもまたご愛敬。臨場感を出すためにはあまり準備しすぎてはいけない。ということはこの1年の間で十分実感したことなので、その体感を信じて忠実に実行するのである。なんてことを言いながら、「十二分に準備してるやんかいな」という声が傍から聞こえてくる気もしないでもないけれど。

講義はしているし、対談も経験しているけれど、ひとりで行う講演は思い返してみれば初めてなので、いささかの不安がなきにしもあらずだけれど、心の底では楽しみな気持ちがほとんどを占めている。心おきなく話をしてこようと思う。感想はまだ後日に。

さて今夜はある先生の就任祝賀会に参加する。無印良品で購入した湯たんぽが抜群に温かくて、北区鈴蘭台にある研究室の寒さが和らいでいる。もっと早く買ってればよかったと思わせるほど、いい塩梅である。寒空の下に飛び出すには少しの思い切りが必要だが、足もとがポカポカする部屋でもう少し明日の準備をしときたいという気持ちを振り払って、そろそろ向かうことにしよう。

それでは。