平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

和やかなムードで過ごした一日。あっ、来週ラジオに出ます。

今日は2週間ぶりくらいにラクロスの練習に顔を出す。基本的にラクロス部は朝練で、いつもはちょうどウォーミングアップが終わったくらいの8時前にはグランドに出るようにしている。今朝はちょっと寝坊して電車を一本乗り過ごしたので8時を過ぎた頃に慌ててグランドに出た。するとキャプテンから「あれ、先生、今日は来られる予定でしたっけ?」と言われてちょいとがっくりするも、そうした雰囲気の緩さになんだかホッとするのだった。

シーズンオフが明けてまだ間もないせいもあって、皆が皆よく声が出ていて終始和やかなムードの中を伸び伸びと走り回る彼女たちを見てると、なんだかこちらまで身体が伸び伸びとしてくる。「研究と講義とラクロスにSCIXでの指導。この4つに全エネルギーを注ぎ込みたいよなあ」なんて叶わぬ願いを快晴の寒空の中で遠目に思ったりしたのでした。

という一日の始まりだったので、今日は今まで穏やかに過ごすことができた。ラクロスの練習から研究室に戻り、まずは大学内でのエッセイコンクールに出品する作品を選び、誰の作品が選ばれたのかをゼミ生全員にメールで一斉送信。それから積もり積もったレポートを読んで成績をつける。実技の最終講義に書いてもらったレポート2コマ分と、記述式で実施した試験1コマ分を合わせると150枚ほどあり、まだまだ終わりそうもなく今日は断念。根性を据えて読めば終わりそうなものだが、学生が書いたレポートは根性を据えて読むものではなくて、ゆったりとした気分でじっくりと読むべきである。ただ成績をつけるために読むだけでは、学生たちがどんなことを考えているのかまで読み取ることはできない。書かれたことばの裏側に潜んでいる彼女たちの欲望を察知するのに、「根性」は必要ない。だから明日以降に持ち越すのである。

そしてもう一つの仕事は、3月末のラグビー学会で発表することになっているので、その抄録の作成。題目は「ラグビーにおけるコンタクトの意味」。初めての学会発表なのでうまくゆくのか今から心配しているのだけれど、まあこれまで僕が全身全霊で取り組んできたラグビーについてだからまあ何とかなるかとどこかで開き直っている。乞うご期待!

というようなことを研究室でいそいそとやってたらあっという間に外は真っ暗。今日は今からハギじいと三ノ宮でご飯を食べて酒を飲む予定がある。そろそろ出発しないといけないのだけれど、その前にひとつだけ告知をしておきたい。

来週末、13日の金曜日にラジオ出演することが決まりました。「関西ラジオワイド」(NHK第一、666KHz)という番組の中の“旬の人時の人インタビュー”というコーナーでべしゃります。番組自体は16:05~18:00なのですが、僕は17:20頃から約30分間の出演となりますので、ぜひとも聴いてみてください。この身を通じて感じた「身体」の不思議さ、みたいな内容になると思います(たぶん)。

それでは今宵はぱーっと飲んできます。