平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

春学期が無事に終了。今日から夏休みだ!

雨が小振りになったつい先ほどに、成績を教務課に提出する。これで春学期が無事に終了した。ようやく夏休みに突入である。やれやれ。

思い返せば7月に入ってからは目まぐるしいほどにスラスラと時間が流れていたようで、今日までが「あっ!」という間のごときであった。もう8月。そしてお盆前。ふう。

こうして研究室でブログを書きながらデスク周辺を見渡してみると、書類や本が見事に散乱している。はがれかけた付箋に借りっぱなしのDVD、ファイリングされていない新聞のスクラップなんかも雑多な感じを醸し出している。そんな形跡からやっぱり僕は突っ走ってきたのだなあという実感が湧いたりもする。すぐにでも片づけたい気持ちはあるのだが、今は軽い抜け殻状態で何もする気が起こらないので整理整頓は「また今度」に先送りするのである。今しばらくは雑多なデスクのままで、あれこれしていくことにする。

それにしても今は自分の身が軽く感じられる。だって、買い置きしてあった村上春樹訳の『キャッチャー・イン・ザ・ライ』や『グレート・ギャツビー』を読めるのかと思うと心が弾むってものじゃないか。直接的に意味のあることばかりに従事していると心もカラダも凝り固まってくるから、どこかでガス抜きをしたい衝動に駆られる。自らの研究領域でもなく、授業の準備にもさほど役に立たないような、そんな本が無償に読みたくなるのだ。それがこの2冊だったりして、というより村上春樹という作家が書いたものが読みたくて今はムズムズしているのだった。

とにかくしばらくはペースを落としながらの生活リズムを心がけることにしよう。
これで晴れて夏休みに突入である。わーい。