平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

「やる」か「やらんか」だけなんやろうなあ。

気がつけば1月も最終週を迎え、あと1週間で秋学期の講義が終わるわけです。早いなあ、ホントに。2月も逃げるでしょ、3月は去るんだったらあっという間に新学期ですね。というのはかなり早とちりですが、時間が経つのは本当に早いものです。

さきほどまでせっせと試験問題を考えていました。共通教育科目なのでそれほど難しい問題にはせず、これだけは知っておいて欲しい内容を掻い摘んで作りました。
前回の講義で話をした「おさらい」を聴いていればほぼ満点をとれるでしょう。今週が終われば春休みに入ります。最後のふんばり、みなさん、がんばってくださいね。

それにしてもボクが大学で講義をし、試験問題を作るようになるとはラグビー選手時代は夢にも思わなかったな。ボクを知る人たちもまさかこんな風になるとは想像していなかったでしょ?隠さなくてもわかるんです。しかししかし人生というものはどこでどのように進むのか本当にわからないもの。ただ楽しそうな出来事にアンテナを張り続けてきて、それに引っかかったところに足を運んで取り組んできただけなのに、なんとなく日々を陽気に過ごせているからなんとも不思議なんですね。ボクって本当に呑気だなあって思います。

とは言っても何も決めずに生きていけるわけがなくて、厳密に言えば人生の分岐点ではおそらく何らかの決断を下しているはずなのです(そう思いたいだけなのかもしれないが)。だけど今となってはよく覚えていない。それがホントに正直なところです。流れに抗うような断固として決定を下したわけではないが、「やるかやらないか」の決断くらいは下したっていうことでしょうか。でもよく覚えていないのだからあくまでも想像ということですね。

そんなこんなで大学教員も3年目が終わろうとしています。研究者としては5年ほどが経とうとしています。まだ3年だし、まだ5年です。言ってみればひよっこです。専門書も論文も、もっともっと読まないといけないし、書かないといけないことは百も承知だけれど、ひとまず身体を動かし始めることにしました。これまでにも「動かしたくなった」だの「動かし始めた」だのプチ決意はしてきたけれど、今回ばかりは本気です。主な理由は、幼いころから身体を動かし続けてきたボクがほとんど運動をしないで過ごしている現在の生活に、ちょっとした不自然さを覚えたからです。自慢するわけではありませんが基本的に球技なら何でもできます(自慢ですね・笑)。種目を問わずボールを持ったときの悦びは何ものに代え難く、あの身体が悦ぶ感じをちょっと追い求めてみようと思います。

現役晩年に行っていたあれこれを思い出してちょっと動いてみます。どんなことをしたか、どんな体感を得たのかをレポートをすればこのブログの更新頻度も上がるだろうし、そうなれば一石二鳥でなおよしですしね。では今日のところはこのへんで失礼。