平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

勝ちにいくこと、ひとりで暖簾をくぐるまで。

本日はスポーツデイ。朝から夕方まで、スポーツ好きの学生たちに教職員も加わって玉入れやリレーなどの運動会種目と、フットサル&ソフトバレーボールに汗を流したのでした。午前中は女学院での講義があったので、それが終わるや否や舞い戻り、すぐに着替えてグラウンドに。ほとんど手加減なくフットサルに興じたものだから、学生たちから「大人げないですよ~」という声をかけられることしきり。でもそんなことはお構いなし。やっぱりね、勝負事は勝ちにいかないとダメです。フットサルだけに身体接触が起こるからそこだけは手加減したつもりですが、それ以外は走りましたよ、ええ走ったさ。おかげで今は足首周辺に運動後特有の張り感があります。まるで油が切れたかのようなギシギシ感。これは現役時代の度重なる捻挫の後遺症なんだろうと思うけれど、でもね、身体を動かしたことの充実感の方が強いからあまり苦にはならないのです。あー、楽しかった。

教職員チームは4試合して3勝1敗。一つ負けたのは、サッカー部を中心としたチーム。我がチームは3試合目ということで体力が残り少なくなっていたこと、且つ2勝したことで気持ちの上でスキが生まれていたこと、が敗因になろうかと思う。たかが遊びといえどもやはり負けると悔しい。麻雀だって、楽しく打つのが目的などと言いつつもやはり負けると悔しいものだ。負けを受け入れるその振る舞いには節度を保つ必要があるにしても、勝負が決まる前はやはり「勝ちにいく」という姿勢は必要不可欠。そうでないと楽しむどころではなくなる。リードされて迎えた後半はさらに大人げなくプレーしていたのは、だからそういうことなのだよ、学生諸君。

フットサルでさんざん動いたあとは、打ち合わせが一つ。毎年ボクが担当している合格者懇談会の内容に関する打ち合わせ。来年度入学予定の生徒たちを集めての懇親が目的。ほぼ昨年と同様のプログラムでいくのでそれほど仕事量は多くない。とりあえずホッとする。でも、今週中に仕上げないといけない原稿がまだ終わっていない。はあ、今から職場の先生と飲みにいくことになってるし、書くとすれば明日の学祭準備日の合間か、学祭の当日か。ラグビーに関する内容なのでスイッチが入ればグイーンとテンポが上がることは間違いないのだが…ってホンマかな。まあいい。

飲みに誘ってくれた先生はまだ会議中。それが終わり次第、飲みにいくことになっている。今日はどこへ行って何を食べ、何を飲むのだろうか。おいしいもん食べたいし、おいしいお酒が飲みたいなあ。最近はぶらりとひとりで飲みにいくことも増えた。ということはつまり、ひとりで立ち寄っても楽しく飲めるお店があるってこと。さすがに知らないお店にひとりで飲みにいくにはまだ抵抗がある。誰かに連れていっていただいたお店で、そこから何度か足を運んでいろいろな話をしてるうちに、「ひとりで来ても大丈夫そう」な感じがつかめたら、機会をみつけて暖簾をくぐる。このタイミングがね、なかなか難しいんだなあ。

「行きつけ」とは呼ぶにはまだ時期尚早な気もするが、そこのマスターとはよくメールをやり取りするようになりやたらと話が弾む、湊川にある寿司屋「S半」は、この前のブログに登場したMさんに連れていってもらった。たぶん1年ほど前。そこから一緒に何度か足を運んで、ひとりでぶらりと立ち寄ったのは1カ月ほど前のこと。なんだかね、とてもいい感じで落ち着けるお店なのです。ホントに。つい先日一緒に行った相方は「すべてにやさしい味」と言ってました。なるほど言い得て妙だなと。つまり、ひとりでぶらりと立ち寄るまでには約1年もかかっているわけで、このじっくりと腰を落ち着けて待つ時間があったればこそ、今になってこうして心地よく過ごすことができているのかなあと思ったりする。というか、たぶんにそういうことなんだと思う。

いずれは店名もバッチリと書きますけれど、そのときはきちんと「行きつけの店」として紹介したく思います。

さてさて会議はまだ終わらぬようだ。あー、お腹が空いたぜい。