出演イベントの告知です。
雨も上がって研究室にはさわやかな秋風が吹き込んでいる。夏休みも今日で終わりだ。明日からは秋学期の授業が始まるのだから時が経つのはおそろしいほどに早い。2014年もあと3ヶ月とちょっとか。今年はいろいろあったなあ、と振り返るにはまだ早過ぎるが。
そうなのです、振り返ってなどいられません。いよいよ明後日(27日)に拙著『近くて遠いこの身体』が発売となります。出来上がった本を目の前におきながらこうして書いているのですが、知らず知らずのうちに顔がにやけてきます。いざこうしてかたちになったものを眺めていると、やはり感慨深い気持ちになりますね。
ミシマガジンでの連載がまとまって単行本になったのですが、それに当たっての挨拶はこちらをお読み下さい。
(⇒http://www.mishimaga.com/chikakute/032.html)
ここに書いた通り、本というものは著者だけでなく編集者や装丁家、そして編集会社の人たちに支えられて初めてかたちになる。脱稿した時点で僕の手から離れて一人立ちしたような寂しさを感じたのですけれど、それはまさにそういうことなんですよね。もう僕の手の中にはない。いわば巣立ちです。だからこれは「僕の」本というよりも「僕たち」の本です。
一冊の本に著者として関わった。そんな感覚が今の僕にはあります。こんな気持ちになるなんて書く前には想像すらしていませんでしたが、思いのほか心地よい。だからこその「にやけ」なのかもしれませんね。
さてさて、今日は発刊するにあたってのイベントやその他もろもろの告知をしておきます。
まずひとつ目。
【失われた身体感覚を求めて〜W刊行記念対談 平尾剛×三島邦弘】
拙著の編集者でもあり、地方で出版社をすることに挑むミシマ社代表の三島邦弘さんと、あれこれ語り合います。ほぼ同時期に発売された『失われた感覚を求めて』(朝日新聞出版)とのW刊行記念です。三島さんとは公の場でじっくり語り合いたいと思っていたので、今からとても楽しみです。皆様ぜひ足をお運び下さい。
日時:2014年10月16日(木)19:30〜
場所:スタンダードブックストア@心斎橋
料金:1200円(1ドリンク付き)
詳しい内容はこちらです↓
http://www.standardbookstore.com/archives/66159697.html
そしてふたつ目。
【「近くて遠いこの身体」(ミシマ社)刊行記念サイン会】
神戸のど真ん中にある書店で、しかも街に出たときには大概ぶらりと立ち寄る、馴染みのある書店でのサイン会に、心は躍っております。神戸にお住まいの皆様、買い物のついででも結構ですのでぜひお立ち寄り下さい。現在、予約を受付中です(電話予約もOK)。
日時:2014年10月26日(日)14:00〜
詳しい内容はこちらです↓
http://www.junkudo.co.jp/mj/store/event_detail.php?fair_id=6928
ここからは本の刊行とは別のイベントです。
【とつとつダンスpart.2愛のレッスン 大阪公演】
このイベントのアフタートークゲストを務めます。「とつとつダンス」とは、ダンサー・振付家である砂連尾理氏が中心となって始めたもので、それをきっかけとして、砂連尾氏が老人ホームに入居しているおばあちゃんと一緒に踊る「シリーズとつとつ」が始まったのだといいます。公演を観て感じたことを話します。興味のある方はぜひ。
日時:2014年10月5日(日)14:00〜
料金:全自由席(一般前売3000円/当日3500円)
詳しい内容はこちらです↓
http://torindo.org/【公演情報】とつとつダンス-part-2%E3%80%80愛のレッスン/
【「おとな旅・神戸2014−15秋冬」開幕トークセッション
『神戸・大解説』】
作家の玉岡かおるさん、【老祥記】店主の曹英生さんとともに、パネリストを務めます。神戸のええとこ、語ります。
日時:2014年10月15日(水)18:30〜20:30
場所:慶應大阪シティキャンパス(グランフロント大阪ナレッジキャピタル)
料金:2000円(神戸のおみやげ付き)←これうれしいですよね
詳しい内容はこちらです↓
http://nakanoshima-univ.com/site/seminar/article/p20141015
ちなみにこの『おとな旅・神戸』で僕はラグビー観戦ツアーをします。年の瀬も押し迫った12月27日(土)にノエビアスタジアムで行われる神戸製鋼コベルコスティーラーズの試合を、僕の解説付きで観戦するという内容です。試合後は由緒正しき(?)ラグビーバー【THIRD ROW】で飲んだりもしますよ。ラグビーを知らない方も、もっと詳しく知りたい人も大歓迎です。詳細が決まり次第、告知しますので、どうぞお楽しみに。
というわけでちょいと忙しい10月ですけれど、はりきっていくとしますか。
まずは明日からの授業を丁寧に、だな。