平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

スキー実習が終了。次は発表準備だ。

スキー実習が無事に終わった。

これで2009年度の担当授業はすべて終了。やっと一息つける。

と思いきや、今週末に行われる第23回日本スポーツ運動学会ではシンポジストを務めるので、その準備にすぐにでも取り掛からなくてはならない。正直なところほとんど何も準備していない。だいたいの構想は頭の中に描かれているが、シンポジストとして話をするにはそれなりの形にする必要がある。間に合うのだろうか。少々不安ではあるがそんな弱音を吐いている暇はない。何としても間に合わせなければならない。

あと4日。気持ちを切り替えて頑張ってみるか。

ちなみに第23回日本スポーツ運動学会は神戸で行われます。興味のある方はぜひ足を運んでみてください。大会テーマは「現場に生きるスポーツ運動学」、場所は三ノ宮センタープラザ9階の神戸親和女子大学サテライトキャンパスです(詳しくはコチラ)。

という事情だから、発表準備のための本を優先的に読まねばならないのだけど、こうした縛りがあるときほど全く関係のない本が読みたくなるってもの。というわけで手に取っているのは『現代霊性論』(内田樹釈徹宗講談社)。オモロ過ぎてページを繰る手が止まらない。すべての宗教における基盤となるべき「宗教性」や「霊性」という概念にググッときた次第である。はまりすぎないように、と気をつけるには時すでに遅し。どっぷりと肩のあたりまで浸かってしまったので、とにもかくにも読み切ってから発表準備に取り掛かることにしよう。

ラグビー日本選手権三洋電機の勝利に終わり、2009−2010シーズンの幕を閉じた。サントリーの急激な失速、東芝のアットホームな団結力、トヨタ自動車の巻き返し、三洋電機のしぶとさがシーズンの終盤を大いに盛り上げたように思う。勝敗を楽しむ上ではオモシロかったけれど、試合内容については少し物足りない印象を受けたシーズンであった。やはりボクはボールが繋がりまくる展開ラグビーを見たい。その点に限って物足りなかったかなあと感じるのである。

勝戦では、トヨタ自動車2本目のトライにつながる一連のプレーが印象的であった。ぬかるんだグラウンドを感じさせないアイイのキレのあるランニングには恐れ入った。それから、三洋電機・北川選手のトライ。ターンオーバーで行ったり来たりしたあとの素早い切り返しは、観ていて気持ちがスカッとした。グラウンドコンディションを考えればキック主体のゲーム展開になるのは致し方ないところだが、ここぞという場面ではしっかりとパスを繋いで積極的に走り込むところがさすがに日本最高峰の試合であった。

これで三洋電機は3連覇を達成。強いという一言に尽きる。

バンクーバー五輪も閉会し、今日から3月が始まったわけである。

さあ、次年度に向けて徐々に気持ちを切り替えていくかー。