平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

2020年4月17日。

今日も在宅ワーク

起床後すぐに近所のパン屋さんまで自転車を走らせて、朝食に美味しいパンを食べる。昨年引っ越した自宅近くにはパン屋がたくさんあって、「自転車で10分ほど」の範囲に7、8件ある。もちろん好みがあるからすべてがお気に入りというわけではないのだが、それぞれに特色があって店ごとにおいしいパンが必ずみつかるのがうれしい。

休日に限って天気がよい日に自転車をかっ飛ばして買いに行くのが恒例なのだが、外出を自粛しなければならない今は平日でもそれができるのがうれしい。こんなふうに在宅ワークをすることでもたらされるちょっとした楽しみを、これからもみつけよう。

そういえば朝起きてすぐに以下のツイートをしたのを思い出した。

 

平尾 剛 / 『脱・筋トレ思考』(ミシマ社)絶賛発売中!
 
@rao_rug
 
自粛疲れをやり過ごすために、今日から「口角を上げる」を意識しよう。シンプルで具体的な工夫が、今は必要だ。目新しいことでもなんでもないけれど、まずはからだから変化させてみることには大きな効果がある。人は誰も笑顔のままで不機嫌になることはできないのだから。
午前9:00 · 2020年4月17日Twitter for iPhone
 
「自粛疲れ」が本格化しつつあり、疲弊した心とからだを癒すこと、またこれ以上疲弊しないようにするためには、なんらかの工夫を積極的に行わないといけないと、昨日のブログに書いた。その工夫の一つがこれである。「口角を上げること」。

あまりにシンプルすぎて拍子抜けする人がいるかもしれないけれど、これは実は理に叶っている。波打つ感情と向き合い、理由や原因などを探って直接的に解決しようとするのではなく、まずはからだを変化させてみる。これに効果があるのは脳科学でも立証されている。たとえばなにか悩みを抱えているときに、ひたすら頭の中で解決策を考えたところで一向に答えが出ない場合が多いはず。考えすぎてドツボにハマったりもする。

そこで、いったん思考から離れるべくからだに意識を向けるわけだ。

悩みごとがあって、その悩みについて考え続けているときはおそらく眉間にシワが寄り、口元が尖っている。「悩んでいる表情」を無意識的に顔は作っている。それを変化させる。無理やりでもいいから笑う、つまり顔面の筋肉に力を入れて「表情を作る」。こうするだけで悩み自体が消し去ることはないのだが、今まさに解決策を探って試行錯誤する自分自身の状態が少しだけポジティブになることで、心が軽くなるというわけだ。

そのお陰か、今日はTwitterでウイルス禍が終息するのは予想以上に見通しが暗いこと、それから「検察庁法改正案の審議」がこのどさくさに紛れて始まるという怒髪天を突くようなニュースを目にしたものの、冷静さを失わずに受け止めることができた。「口角を上げる」以外にも就寝前に行っている腕立てや体幹トレの効果もあるだろうとは思うが、とにもかくにも健やかさを保つには、まずは「からだ」から、だ。