平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

フィジー戦、痛恨の録画ミス。

朝起きてからパン屋さんまで歩く道すがら、あれほど暑かったのがウソのようにすっかり空気が軽くなったことに気をよくする。
と同時に、夏の終わりが迫ったようで、なんとも言いようのない寂しさが身にまとわりつくのも否めない。
ついこのあいだまで暑い暑いと嘆いていたくせになんともワガママな僕である。

夕べはラグビーワールドカップ日本対フィジー戦。
大敗を喫した先のオーストラリア戦と違い、拮抗した内容が期待できる試合で、今大会ジャパンが目標としている2勝を達成するためには決して負けられない試合。
キックオフが日本時間の深夜1時だということにもめげずに「よっしゃ気合い入れて見よう」と決意していたのだが、襲い来る睡魔には勝てずに録画予約をして就寝。目覚めるや否やすぐに試合を見れば、結果を知ることなく興奮しながら見れると目論んだのであった。

だがしかしである。

再生ボタンを押した僕の目に飛び込んできたのは真っ暗な画面と音声のみ。
画面を見つめながらしばらく唖然としてしまう。
なんと録画されていなかった!ショーック!

そのまま再放送がいつかを探してみると本日(13日)の22時から。
今日は18時15分からSCIXの練習があるので、練習に顔を出せばいやでもフィジー戦の結果を知れてしまうだろうから、22時まで情報を遮断して結果を知らないでいることは不可能に近い。

というわけで落胆気味の面持ちのままにネットでチェック。ああ、負けたのか。
31-35という点差で、しかも後半15分まで勝っていたことから想像できるのは、闘志溢れる熱き試合展開。くそーっ、なんで録画できてなかったんや。

うん?そういえば以前にも同じように録画できていないことがあったぞ。
ということを思い出し、もしかして配線が悪いんとちゃうかとDVD/VIDEOデッキを裏返してチェックしてみたところ、出力のところに信じられないような間違いを見つけてしまった。

オーディオといえば、赤と黄と白のコード。あの3色コードを使うときは赤は赤に、黄は黄に、白は白に差し込むのは当たり前田のクラッカー。
電気関係に弱く配線に疎い人だって、これくらいはわかるだろう。
それが全くバラバラに差し込まれていたのである。

まさか僕がこんな間違いをするはずもない。
第一、以前住んでいた寮ではすんなり録画できていたのだ。

と、さらに過去の記憶が頭に浮かぶ。

そういえば、この家に引っ越した後にJ:COMの人が工事にきて、ビデオと有料放送の切り替えスイッチを付けて帰っていった。今度の家では以前の契約を継続することは無理なので、新しく契約しなおす必要があり、さらに工事も必要となりますとか何とか言っていた。ははーん、さてはそのときに間違えたな。
人のせいにするわけではないけれど、今のところこれしか思い当たる節がない。
というかぜったいにそうだ。

おいおい、こういう間違いってひどくないか?
ただの注意不足というか、細やかさの欠如というか、丁寧に作業してたらぜったいに起こらないミスやろう。不可抗力的なミスであれば同情する余地もあるが、こればっかりは納得できるはずもない。
フィジー戦を見ながら感じていたであろう興奮をそのまま返してくれー。

で、赤を赤に、黄を黄に、白を白に差し替えてみたら、途端に録画できるようになった。これで次回から録画ミスはないぞと胸を撫で下ろすも、劇的に盛り下がったテンションは元に戻らずに、はー、脱力。

気分を変えるために、TSUTAYAでも行って映画を物色しよーっと。
あっ、そうや。今日あたりから『合気道ラグビーを貫くもの』が書店に並ぶようなので、ブラブラと見に行ってみよう。
なんだかテンションが上がってきたぞ(笑)。