平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

無事に実習終了。帰ってきました。

ちょうど始発が動き始める頃に三ノ宮に到着。菅平から帰って参りました。

当然のように車中泊では熟睡できるはずもなく、もぞもぞと体勢を入れ替えながらの睡眠だったこともあり、バスが大学に到着してそこからボイジャーを運転して家に帰り着くなり荷物の解体を済ませた後はベッドにもぐり込む。そのまま昼過ぎまで爆睡。それでも眠気はおさまる気配もなく、すっかりと日が暮れてしまった今になっても、まだ眠気を引きずっている。

実習全体を通しては大きなトラブルもなく概ね無事に終えることができた。最終日が天候不良で、予定されていた実習及びフリー滑走が中止になったことはとてもとても残念だったけれど、山の天気は移ろいやすくこればかりは致し方ない。実習中にスキーの楽しさを覚えてしまった僕としてはフリー滑走の中止は残念で残念でやり切れなかったのだが、そして大半の学生たちもおそらくそう感じているだろうけれども、ただ、ブーツが合わずに脛あたりを痛めていた一部の学生たちにとっては少しホッとすることになったかもしれない。5泊6日という長期間のスキー実習は彼女たちにとってなかなかにハードなものだったはずだし。

個人的には教員としてスキー実習に参加するのが初めてだったものだから、いささかの不安を抱えていたのだけれど、いざ終わってしまえばなんてことはなかった。大学以来のスキーだったこともあり(実習前に琵琶湖バレイに行って自主練習はしたけれど)、もしかすると学生たちの前で恥をかくかもしれないという不安もなきにしもあらずだったが、意外に滑ることのできる自分に驚いてしまった。「そういえばオレってスポーツは得意だったよな」と心で呟いて、かつての自分をふと思い出したことで気をよくしてしまい、さらには実習に来られていたスキーめちゃウマのN先生からスキーというスポーツがどれだけ奥深いかについての話を聴き、M先生からはスキー板をいただくことにもなったものだから、すっかりスキーに魅せられてしまった。というわけで、まずは来シーズンまでにはスキーブーツを購入することにしたのである。

スキー熱が高まっている今となっては今シーズン中にもう一度滑りたい欲望が燃え上がっているけれど、手帳を開いてみるとさすがにスケジュールがきつくて行けそうにもない。なので、「もうちょっとやりたい」というところで切り上げるのがスポーツ教育の要諦である、という考えを自分自身に対して実践することにして、来年の冬を待つことにする(たぶん)。

ということでスキー実習が終わり、2月もあと1週間を残すのみとなった。これからは大きなところでラグビー学会での発表の準備と学内の紀要に載せる論文の執筆があり、3月に入ればラクロス合宿に卒業式、4月以降の講義の準備、それにSCIX業務がある。

ふーん、こうして羅列してみるとなかなか忙しいやないですか。

ま、とにかくひとつひとつ頑張っていきますか。

っていくしかないんやけども。

とにもかくにも今日のところはぐっすりと眠ろう。