平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

お久しぶりにございます。

すっかりほったらかしのブログである。「もう更新されてる頃かな?」と何度も訪れていただいていた方々には誠に申し訳ないと思いながらも、ただ思っているだけで一向に更新しようとしない、というよりもどうしたって気分が乗ってこないここんところだったのである。すまぬ。

報告せねばならないことはたくさんあるのにどうにも書く気になれなかったのは、おそらく時間的な制約ではなく精神的な問題だったのだろうと、こうして書き始めてみて感じている。どうしても書きたい心持ちのときは忙しくて時間がないときほどに積極的に書く時間をつくったりする。「忙しくて時間がない」ことがさらなる意欲を掻き立てて、山積している仕事やアポイントメントなどをさらりとこなせたりもするから不思議である。「忙しい」という言い訳が口をつくときは、そのことを忌避したいという無意識的な欲望の表れなんだろう、きっと。

とまあ、いつもながらの言い訳じみたくどくど文で書き始めてみたところで、がらりと話題を変えることにする。このままでは、最後までくどくどと言い訳してしまいそうなので。

大学の先生になって2年目を迎えて、どうも「講義をする」ってことにこなれてきたようである。話のテンポを掴んだというのもあるし、90分で伝えるにはどのくらいの情報量が適切なのかというのもわかりかけてきたし、あまりにこちらが夢中になって話し過ぎたが故に学生たちの集中力が途切れそうになる瞬間というのもわかるときはわかるようになったし、だからようするに少しだけ「余裕」が出てきたのである。もちろんのことながら毎回の講義でうまく話せるわけではないけれど、1年間の大学教員としての経験が少しずつ積み重なっていっているようで、ちょっとした充実感がある。だからちょっとだけ「余裕」が出てきた。これは僕にとってはなんとも喜ばしい限りである。試合をこなしていけばいくほどに、試合前に格闘してきた緊張状態をうまく扱えるようになっていったあの頃と同じような感覚が、今の僕にはある。

といっても油断は大敵だ。慢心すれば必ず足元をすくわれる。
でも今はちょっとだけこの「余裕」に浸っておきたい気分である。

最後に一つ報告を。

2月の終わりごろにデフラグビーの指導を行った様子がテレビで放映されることになりました。とは言っても主役は僕ではありません。長年デフラグビーを引っ張って来られた落合選手の特集で、そこにチラリと出演させてもらっています。僕のことはさておき、これまでのデフラグビーの取り組みがわかる特集だと聞いてますので、ぜひ皆さまご覧くださいませ。

4月20日(月)「スーパーニュースアンカー」(関西テレビ<8ch>)
18:17~18:40のあいだに10分程度の予定


ギリギリの告知になってしまいました。すみません。

これからはもう少し更新頻度を上げていこうと意気込む次第であります。
それではまた。