平尾剛のCANVAS DIALY

日々の雑感。思考の痕跡を残しておくために。

「思うまま気ままにつらつらと書く」を再び。

昨日、9月27日に安倍晋三元首相の国葬が執り行われた。法的根拠もなく閣議決定され、国民のあいだで合意が取れていないこの度の国葬は、日本社会に分断をもたらしたと私は考えている。この深い亀裂をどのように埋めていけばいいのか。それを思うと途方に暮れる。この修復作業にはとてつもなく長い道のりが必要で、それを思うとどうしようもなく気が滅入るのだ。

この悲観的な憶測に引きずられないように、長らく放置していたブログに書きつけることで気持ちを落ち着けることにした。これまでも他愛もない日常をここで綴ることで気持ちを整えてきたよなと、ふと思い出したのである。

行ってしまったものは仕方がない。だからといってこの度の国葬を断じて認めるわけにはいかない。どこをどう考えても昨日の国葬は間違っているのだから、これからも批判を続けていかなければならない。対立軸を際立たせることなく生じた溝を埋めるような言説を積み上げていくために、まずは自分を整えるべくまたこのブログで書いていきたい。

思い起こせばまだ現役選手だった2002年からネットで書き始めたのだった。初心に立ち返り、「思うまま気ままにつらつらと書く」という営みを日常生活に差し込もうと思う。